現代社会は、ストレス社会と言われています。　仕事や家事などで日常的にストレスを受けていると、身体が酸化（体が酸性になること）して妊娠に悪影響を及ぼします。

身体が酸化すると卵子の表面の膜が固くなり、精子が受精しにくい卵子になってしまいます。

また、男性も仕事のストレス、過度のアルコール、タバコなどで身体にストレスを生じさせると身体が酸化して、精子の量が少なくなったり動きが悪くなったりします。

クライアントのストレスを感じやすい体質を整体で改善するには、ストレスを感じやすい原因となるホルモンバランス・自律神経の乱れ、血行不良等の乱れを整えていき体質改善をしていくことです。
ホルモンバランスや自律神経の乱れを改善するには、内臓調整・頭蓋骨調整が適しています。また、血行不良には骨格・骨盤調整が適しています。
クライアントをストレスに強い体質に改善して、身体の酸化を防いで受精しやすい卵子と精子を育てられる体に導きましょう。

不安や心配があり日頃からストレスを感じていると女性ホルモンが分泌される前に、抗ストレスホルモン（身体がストレスに負けないようにして健康を維持するホルモン）が分泌されてしまいます。　女性ホルモンと抗ストレスホルモンの材料は同じものなので、ストレスが多いと抗ストレスホルモンばかり造られて、材料が女性ホルモンづくりにまわらなくなり、女性ホルモンが十分に分泌されなくなります。

親や親戚などに「子供はまだなの？」と言われるとイライラしてストレスを感じますが、笑顔で対応して「自分は自分の人生を自分のペースで生きているのよ、ストレスなんて感じてないよ」と脳を騙してください。脳は騙されて女性ホルモンがより多く分泌して、妊娠しやすい身体になっていきます。

晩婚化が進み妊活をスタートする年齢も年々上がっています。　35歳から高齢出産と言われてしまう現代医療ですが、現代の35歳はまだまだ若く、35歳を過ぎて結婚する人はたくさんいます。　そのような方が妊活を初める時に、心と身体は若いのですが、卵子、精子共に活力がなく受精しにくい状態になっていることがあります。

そのような時は身体の若返りが重要です。身体の若さは年齢以外に細胞の活性度が重要です。身体の活性度とは細胞の中のミトコンドリアという器官が活発に動いているかどうかです。　ミトコンドリアが活発に働いているとその細胞が造るエネルギー量が多く、細胞が活性化していて若い細胞ということになります。　　　　

細胞が３７兆個集まると人間になります。　ミトコンドリアを活発化して、一つ一つの細胞から若返りましょう。　特に女性の卵子のミトコンドリアの活性化は妊活には重要です。ミトコンドリアを活性化して元気な卵子を育てましょう！

18年の日本での体外受精は454,893件行われ、出産まで至ったのは56,979件で成功率は約１２％です。　体外受精での妊娠率は約３２％で145,110件ですが、体外受精での妊娠から出産に至る確率は約４０％で56,979件となります。あなたはこの現実をしっていましたか？

日本の医療現場は優秀なのですが、受精して着床させることばかりがメインとなり、母体を整え体質改善をして妊娠、着床しやすい身体にするという人間の根本的なことにはあまりアプローチがされていません。そのことが体外受精での妊娠率（32％）と比べて出産率（12%）が下がってしまう原因なのかもしれません。

病院での不妊治療は、「辛い」「検査が痛い」「時間を合わせるのが難しい」などとよく聞きます。仕事をしていると、仕事と治療との両立が難しく、退職や休職をして治療に専念する方も多くいらっしゃいます。

また、不妊治療は経済的にも負担が大きいことも問題です。

人口受精までなら少額で済みますが、体外受精に移行してしまったら１回３０万～５０万円かかります。

高額な不妊治療（体外受精・顕微授精）の経験者に限定した場合の平均費用は193万円です。そのうち約6人に1人は、300万円以上かかったというデータもでています。

１０年以上の歳月をかけて１０００万円以上治療費がかかって、結局諦めたという人もいらっしゃいます。「不妊治療破産」という言葉も生まれました。　今では国からの助成金も手厚くなってきているので、経済的な面だけだったらまだいいのですが、不妊治療中に夫婦仲まで悪くなって離婚するカップルも多いそうです。寂しいことですよね。